とりあえずこの画像を貼る。
ボールペン原紙ガリ版を用いるガリ版印刷キット(太陽精機)を買ったのだが印刷があまりうまくいかない。ガリ版的にはうまくいっているのかもしれないがこれでは期待はずれなのである。一応説明書通りに作ってみてはいるのだけれどもうまくいかない。そもそもネットにこのキットを用いた画像があまり存在していないのでうまくいっているのか比べようがない。このキットを用いた作品展示の画像を見てもカメラが引き気味だ。
画像中の数字は、縦に沿って「何回同じ線をなぞったか」という数字だ。1回なら1回だから1度書いたら書きっぱなし、3回なら3回同じ場所をなぞったということだ。
1より3のほうが強くインクが出ているが2と3の違いはあまりないので、これ以上なぞっても結果はあまり変わらないだろう。
インクの量は増やしたり減らしたり、5回くらいは刷ったが一番よく出たのがこれだった。
味があると言えば味があるが、ちょっとがんばらないと字が読めないようだとイラストには使えないので困る。ふーむ。
ちなみに65歳くらい、鉄筆ガリ版を使っていた人間に文字も書いてもらったのだがあ「ボールペン原紙は初めてだけどなんだか難しい」とのこと、1度書きではあまり読めない字もあったのでだいぶ感覚は違うらしい。
ちなみに動画があったので貼る。
手順は簡単なものだ。
ぱっと描いて刷る感じだとこんな感じ。
ボールペン原紙を用いるガリ版印刷の基本的な構造と道具(180メッシュ、インク、ボールペン原紙)は他のメーカーでもものすごく違うということはないだろうから、一番原因が大きそうなボールペン原紙、これが他メーカーから出ているならそれに変えれば何か違ってくるかもしれない。
現在ガリ版キットを販売しているのは以下の2社である。
・太陽精機
・アンペックス
このシート、太陽精機は10枚入り450円(小売価格)、アンペックスは5枚入り1枚120円程度(メーカー価格)、とメーカー価格と小売価格の比較とはいえ値段に2倍以上の差がある。
今どれだけボールペン原紙を作っているメーカーがあるのか分からない、同じメーカーかもしれないし機能的には同じものを目指しているはず。なのでそう大差はない・・・はず・・・だが原紙かもしれないなぁ。
アンペックスの原紙はアンペックスから買うしかないのか、公式以外あまり情報がない。
うーむ。このままだとシルクスクリーン1強ではないか。ボールペンガリ版よ、おまえの実力はこんなものなのか?
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・・・どうして出力結果が分からないものを買ったのか?
面白そうだからだよ!
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追記
これはとても上手くていいなぁと思った人のツイッター。
本日のプリント雑貨を謄写版(ガリ版)で刷るワークショップ。ご参加の皆様みんなイラストを描ける方だったので自由に製作を楽しんでいただきました! pic.twitter.com/wX55bNSMej
— 10_48.net (@10_48net) 2015年10月6日
ボールペンは面塗りは不向きだが、だいたいこれくらいは線が繋がってくれるかと思ったのだがそうでもなかった、という。
やっぱり別物だよねぇ・・・しかしもうちょっと頑張れないかのう・・・