とれもろすらむる

イラスト好きなとれもろすらむのブログです。

最近の少女コミック誌 ちゃお (と『にゃお』)

むかしむかし、私はちゃおを読んでました。小学2~3年生くらいまでかな?

完全にふろくほしさで買っていました。紙工作とかがけっこう多かったんだよね。こどもチャレンジも同じ道をたどりました、ふろく以外ノータッチ上等。

こっちむいてみい子とか、とんでぶーりんとか、めだかの学校(これは別の雑誌ですね)とかの記憶はあるけど、漫画の内容もふろくの内容もほとんど覚えていません。シールはシール帳にきちんきちんと集めていたかなぁ。

 

 

それでですね。またふろくほしさに買ったんですよ。ちゃおの、16年の9月号には小さなトレース台がついてきているとツイートを読んだので、その次の日に。衝動を抑えきれず・・・はがきサイズの絵はときどき描くし、まぁいいかなと思って。

結論から言うとトレース台は結構いいと思います。小さい紙に線画を量産する人は便利だと思います。自分で描く分にははサラッとした線が好きなのですが、下書きの線を消す作業が嫌いなので、はがきサイズなら水彩紙にこれでペン入れして300gはけっこうぼんやりとしましたが、200gくらいまでなら十分透けます。

トレース台には分厚さがあるので、効き手側を本か何かで埋めるとベターですね。

まだ試していませんが、下書きがし辛いプラバン用途でも美味しく使えると思います。あまり大きいトレース台は必要ないと思うので。

結構光量があり、電池式なので、フィギュアの撮影にも使えるんじゃないかな。そういう使い方は自分もする予定がないので、ツイッターとかで調べると良いかと思います。

あまりにトレースが楽しいので、トレース台の購入を検討し始めました。

 

 

 

 

本題です。 

本誌も読んでいると発見がある。文章にまとめられる自信がないのでまた箇条書きにしていきます。

 

・カラー実写ページの情報量(読者プレゼント情報、新しいおもちゃの紹介)

 →めちゃくちゃ集中力が必要。小学生の時の自分の集中力はとてつもなかったのでは?と疑うレベル。あと色彩の暴力。今この文章を打っているはてなの画面がとてつもなく地味で「何が楽しいの?」に見えてきた。洗脳力が強い色彩感覚だ。作っているのが大人だとは信じられない。でもフォントとかちゃんとしっかりしてるから大人だと思う。

 →今思いついたけど、もしかして集中力のなさがとびとびの視点移動をするためにそれに合わせているのか?

 

 

・読者プレゼントが高価。ipod touchとか3DSとか・・・

 →こんなもんだったっけ。3DSとか今私がほしいわ。

 

・JSという単語

 →ファッション系雑誌のみで通用する単語だと思っていたが完全に市民権を得たのではないか。確か2010年前後にJS向け雑誌が発刊した記憶がある。当時はマジかよと思ったが・・・だってJK→JD→(JT(?))→JS だろう、JKという単語のメインの価値は性的なものだと思うので。でもまぁ言いやすいしな。

 

・おもちゃ

 →ものを作る系のおもちゃがすげー好きだから、今私が小学生なら血眼で買いあさってたと思う。編み物おもちゃの毛糸の色がダサい。なんというか「今」しか感じられないのだ。ダサいというのは悪いわけではない、今の私は成人しているのだからダサく感じずに日常で身につけていたら割合問題だ(ダサい≒自分は好んで身につけないもの。と思っているので。コスプレはかわいいものもあるので除く)

 →とにかく、中学生の生活を一瞬でも想像する年齢になったら身につけられない色とかたちをしている。多分小学2~4年生向けなのだろう。小学6年生は中学生にあこがれるのではないだろうか。

 

・みんな恋してる

 →トレース台の事を検索していて本誌に触れたツイートに「みんな恋してた」というものがあった。1/5しか読めていないがその通りだ。とても純粋だ。感想としては、良い。下の名前で呼ぶ呼ばないが噂に直結するなんてのはリアルであるように思える。少なくともそういうドキドキはあった。(嘘だ。そんなものはなかった!)

 →時にこれは、茶化すべき問題ではないと思うが、読者の性的要素への認識はどうなっているんだろうか。無垢すぎるのだ。ちゃおしか読んでいないので比較はできないが、少女雑誌の性的傾向についてはこれも数年前に話題になった気がする。

 

 

・目の大きさ

 →今のところ、思ったほどではない。こいつ化け物だなと一瞬で身構えるスタイルの子はいない。

 →ところで横顔描写の上達は少年漫画と少女漫画だと少年漫画の方が、その漫画内での画力の釣り合いが取れていると思う。少女漫画は正面像に特化してる。あと少年漫画は全身紹介コマとか あんまないイメージ(絶望先生は除く。)

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

以下、先の文章とはまったく関係ないことをメモ。

『にゃお』について。

 

 

・『にゃお』は確か『ちゃお』と間違って買ったのだと思うが、今でも宝物の月刊誌。掲載作家全員の単行本を買いたいが、発刊期間の短さのせいかなかなか売っていない。存在しても同人誌。20年前の話である。20年前の同人誌なんか手に入るわけがない。あぁ・・・・・・わたしの内なるケモナー的要素は、にゃおで培われた。にゃおをもっと読みたい。ファンタジー、空想世界を、物語の中で肯定していくのが上手い人が揃っていた。

・にゃおで一番好きな漫画はまぁ全部なんですが、リストアップすると、

 

 

ああ、全部です・・・・

今久しぶりに漫画を開いたらどれも良すぎる。これ絶対捨てられないよ。2冊しかない・・・3冊は買ったと思ったのだがなんで1冊捨てた・・・あの頃の私よ、何故捨てた・・・

 

 

・浪花 愛 さん 『子供たちの庭』『ぼくのミルクタイム』

 線画がまず好き。デフォルメも上手い。線画で連想する人は真斗さんかな。でもそれよりも非現実に逃げ込む話もまず大好き。真実を知る普段はぷわぷわした生物、自分が知らないこと自体にやきもきする気持ち。ふと触れてしまう世界の不気味さ。

この方良過ぎるんですよ。向き合う、向き合わない、そこの葛藤が上手い。

 現在は『ねことも』に連載をしているようだ。

 『子供たちの庭』『ぼくのミルクタイム』ともにwikipediaに1文字も載っていない・・・ということは単行本があるかと思ったがそういうわけではないようだ・・・ああ・・・・

 この人の、線が、もうそれだけで1つの表現になっているのだ。まんがの人だなぁ、と思う。

 ああ・・・・・・・・

 

 今読んだら裏設定がガチ重い・・・・・

 良い・・・・

 

 

 

ああ・・・・・・みんな好きなのでもう書かなくていいか。いや名前だけでも書くか。

所持本『にゃお(ビタマン7月1日増刊号)』『にゃお(ビタマン8月1日増刊号)』ともに96年 より。

 

 

 ・たみ『W若君珍道中』

時代劇もの。インパクトのある1枚絵がうまい。かわいい。メチャ暗い人間の感情もちょいちょい入れてくる。当時は追いつけなったがちゃんと読めたらすごく面白かったと思う。

 

 

須藤真澄『どんぐりくん』

これは結構有名な作品ではないか。確か他の雑誌にも掲載されている。こいつらすぐにおしっこ漏らすな・・・あとアホ顔が本当のあほっぽくて好き

 

 

・寺島玲子『KUMAKOの新しい家』

人間+洋服猫という組み合わせ。意外とレア。この作品でしか見たことない「猫しか出ない(人間≒猫)」「人間と(完全な)猫」はよくある。この作者の自画像はどこかで見たような・・・

 

 

・神代遙『快盗レディ フェアリーローザ』

人型猫に色気と安定感と少女漫画をぶちこんだ感じ。かわいい、セクシー、を両方、人型猫の上に実現したのはすごい。猫の種類の描き分けや使い方も上手い。

 

 

・藍まりと『おしおきNYANNYAN』

江戸ギャグ漫画。設定が結構細かい。風呂ふたに上がるのが猫的センスと江戸の湯屋1形態両方にかかっているのだと知ったのはこれを読んでから15年後のことだった。

 

 

・いまみちさくら『思い出の卵』

線が細くて話は現実ベースというか、現実的な感覚を持った人で構成されている。幻想に対してつっこむけど後味が優しい。

 

 

・MINEKO『バーニーの絵日記』

単行本買いました。とても繊細・・・キャラの動きが少なく全体的に情感的。さざ波。

 

 

・和東郁実『たんぽぽ村物語』

ファンタジー少女漫画たまんねぇええええええあああ

 

 

 ・大槻あきら『イミテーションダイヤモンド』『SWITCH!』

この本の中ではアダルティーな絵柄。単純に頭身が高くかっこいい。二重人格の話もさらっと描けるのすごい。以上のこととは関係なく、関係なく正直ちょっとエロいと思います。

 

 

・榊原初梨『聖カモミール学園マーガリンPI』

ミステリ系。人(猫)が死ぬ。救いが薄い。こういうジャンル横断した猫連載がたくさんあったなんてなんて良い雑誌だ・・・

 

 

内田かずひろ『ニャンニャ』『ねずみ博士』

この方も他の雑誌で連載してない?なごむ。絵本描いたりしてそう。

 

 

・大谷美穂 『星まつり ~コターツの魔法使い~』(原作 北条稜子)

「裏設定が」系の漫画が多いのが嬉しい。これもわりと実は設定が暗いけど、不幸と幸福のトリガーを自分でひいてるかんじ。なんとなく、魔法陣グルグルにも通じる、若い人の感情とあたたかさを感じる。

 

 

・青木智子『ドリーミー・アイ 学園救世主ひとみ』

結構これガチで怖かった。細い線は、いちいち登場人物の動きを注視させるな・・・ふひー今でもこわい

 

 

野中のばら『てくてくと歩こう』

猫≒人間の「猫あるある」漫画。この人は多分猫まんが雑誌に出てそう。イメージ。

 

 

・岩崎ゆず『ネコ区パラレリア』

単行本欲しい。いや、住みたい。住みたいんだ私はここに・・・ユートピア的世界観。猫の種類の描き分け、猫と人の動き方のバランス、身体の描き方が素晴らしい。子猫感がとてつもない。住みたい・・・

 

 

・池部ハナコ『シロネコさんの彼女』

かなり好き。あるあるネタではなく、あくまで個人個人のやりとりのネタ。やさしい・・・恋人がほしい・・・

 

 

・乃木光『GINJI』

かっこいいお父さんが子育てに奮闘する話。もっと読みたかった・・・・

 

 

・ますいそういち&グループタック 作画 いがらしみきお 原作『ぼのぼの

えっこの絵いがらしみきおじゃなかったのか。今気がついた。

ぼのぼのって本当に売れたんだな・・・・

 

 

・よしもとあきこ『でっかい黒猫ピンク』

文字が写植でない!まんがライフにも連載していたぽい。

 

 

・篁よしやす『ネコ飼っちゃうもん!』

人間主人公と完全猫の捨て猫の話。どうなったんだこの先・・・

 

 

・青木智子『高田のかかし』

これもめっちゃこわかった・・・この人の恐怖にひきつる顔の描写まじこわい

 

 

・ひごみお『クリームのひとりでできるもん』

す、好きです・・・子猫と保護者猫のはなし。科学者キャラが好きだ・・・

 

 

・佐藤黄美『お勉強ギャグ ことわざ手帳』

4コマ、ちゃんとギャグしてる・・・正統派だ・・・

 

 

・えさきまゆみ『ごきげんニャンコ』

ネズミとおつきあいする猫がでてくる。なんとなくGBのキャラ造形を彷彿とさせる・・・

 

 

・彰永よん『ハジメの家族』

リアル猫体型に大人と子供の描き分けをしている。ンニャッ!(子猫にじゃれるんじゃありません!!)

 

 

・NORI『アタシ スケネエ』

4コマギャグ。強い姉さん猫スケネエの情。

 

 

・山猫屋灰猫(やまねこや はいね)『バド&ハイネ 町内大冒険』

結構シュールな4コマ。セリフがほとんどない。間の漫画。

 

 

 

 

持ってる冊子、2冊の漫画掲載陣を書きだしてみた。

漫画でないコーナーは描いてないし、抜けてる人もいるかもしれない。

本当に適当な紹介だけど、今でも年に1回はひっぱりだして全部通して読んでます。

ああ、他の話も読みたい・・・

 

 

 

ここまで書いて思い出した、1冊捨てた理由。

当時飼っていた猫に、キャットフードのゲロを吐かれたからだ・・・・

しかも吐かれた背表紙は、キャットフードの広告だった。

『にゃお』が半年のみの刊行なら、総冊数の1/6を捨てたわけである。

あぁ・・・

 

 

刊行2冊目から買って、2,3,4と買って、多分5,6買わずに?「あれ、本屋にないなぁ・・・」って思った記憶がある。

 

 

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それにしてもはてなブログは重いな。一応わりと良いPC使ってるんだが、打ってると変な動作しまくるぞ。