ブログを放っておいていたらどういうまとめ方をしているか分からなくなった。
後で他の記事にまとめるかもしれない。
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この数ヶ月間あまり水彩紙をまともに使っていなかったのだけどそうしたら紙が風邪をひいていた。保管場所はリビングの木の棚の中だった。いつかは風邪をひくだろう、と思いながら放置していたけれどもついにその日が来たなという感じだ。対策しないのかよ。正直本当に紙は風邪をひくのかな~?という不必要な好奇心はありました。紙はウォーターフォードの中目のブロックです。
紙が風邪をひく、という言葉はどこで使われはじめたか分からないけれども、サイジングが湿気により変質し、はじきが甘くなり変なにじみができやすくなることをいう。「変な」にじみとは何だ、という話ではあるが、とにかく購入当時とは違うにじみ方をするので着色の計画が狂う。水彩は計画が狂うと明るい色の上塗りができないので、特に暗い色を置く時には大問題になる。精緻な絵柄の人は使えないだろうと思う。
このブロックをリビングに置いていたのは1年半くらいかなぁ、思っていたより持ったような持たなかったような。関係あるかは分からないが関東地方なので、湿度の高い沖縄だともっと早く風邪をひくかもしれない。
特に、なんとなくとっておいた親が使っていたらしい20年以上前の水彩紙は完全に死んでいる。アルコールマーカーかなというくらいの速さで色が染み込んでいく。水での色抜きもできない。清々しいくらいに死んでいる。
この紙は、これはこれとして気軽に使うかという思いでとっておいてある。今まで「一枚100円か・・・」みたいな気持で水彩紙に対しておっかなびっくりだった気持ちも完全になくなるので精神衛生上はよろしいくらいだ。ただし絵は計画通りに描けない。
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対応策。
死んだ紙について、にじみ止めを塗るのも手だけれども、面倒だし、描き味は変わるから「再生する」って感じでもないし、そもそも風邪ひきの描き味はこれはこれでそんなに嫌いではない。紙・・・金に困ったら塗るかも。ブロックになっていない薄めの水彩紙なんかは、一度死んだらゾンビにもなれないのではないかと予想するけど、どうでしょう。
手軽に手に入るのはホルベインのこのマルチサイジングとか。
そもそもとして風邪をひく前の対策。乾燥剤と一緒にジップロックあるいはジップ式の収納袋に入れる。自分は100均のレンチンで再生可能なシリカゲルを、これまた100均の座布団用密封袋やキッチン用品のジップロックブランドの袋に2,3袋入れている。F4サイズの紙を入れた大袋ではこれを前からやっていたけど、今は大作を描いていないので効果はまだ分からない。
ロール紙は買った事ないけど、あんなのどうしけらないよう保管するんだと思ったらクローゼットに入れるという回答があった。知恵袋様。
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これから梅雨に入るので、手持ちの水彩紙はとりのこさないよう対策とっておこうかなと思いました。おわり。