デジ絵でいう厚塗りというものが好きなんだけれども光るモニターを見るのが辛い。
グラデーションはかけにくいけれどもガッシュが厚塗りの練習に向いている予感がしたのでガッシュのことを調べている。
透明水彩で下書き→ガッシュで色を入れていく、というのもできるかと思いわくわくしている。
それで色々調べたいんだけどもあんまりうまく情報が出てきません。
以下の点について調べ中。見つけたら貼っていきます。
【以下描き加えちゅう】
(170222)一部に不透明水彩を入れてしまっていたので削除しました。
・アクリルガッシュを出している主なメーカー ネットでおおざっぱな評価(と自分の予感)
【ターナー】てにはいりやすい。(確かによく見る)色の数がとても多い。
【ホルベイン】てにはいりやすい。
【リキテックス】てにはいりやすい。
・メーカーごとの顔料表記はネットで見つかるのか(特に単一顔料の割合が気になる)
【リキテックス】ガッシュ・アクリリック - 商品情報 - リキテックス
・メーカーごとの三原色
(追記:170222 かなり近い色は、おそらく、パーマネントレッド、パーマネントレモン、スカイブルー。美術出版の混色ノートから予想。正確に混色したい場合は三原色カラーでよいと思う)
【ホルベイン】Amazon ホルベイン アクリラガッシュ 基本5色セット D421 20ml(6号)
【リキテックス】 いまのところみつからない。
疑問メモ
・三原色と顔料について
そもそも三原色はそれぞれ単一顔料なのか?それがまず分からない。読みとしては単一顔料というのは自然/人工問わず、相当に純粋な色のことを言うのではないか、ならば三原色は単一顔料とは限らない。自然界から全ての色を取りだせるならその可能性はあるが、おそらくはそうではない。
プライマリーマゼンタ=PR122 プライマリーシアンPB15 プライマリーイエローPY3,74
とイエローには2つの顔料を用いている。
そもそも単一顔料とは何なのか。単一顔料から他の色成分を分離することができないもののことをいうのだろうか。
そして各社ともに同名の単一顔料を用いていた場合、どの程度分子構造と発色が同じなのだろうか。これは恐らく精製度合いなどの問題ではないかと思う。
例えば各社ともにPR122の単一顔料の絵の具が存在していれば三原色を探すのはとても簡単になるのでとても助かるのだが。(使用顔料一覧表が手に取れる場所に存在していれば。)
→これはいずれにせよガッシュを数年使い、3社塗り比べなどしない限り分からない範囲のことになるのだと思う。知らぬがほとけという言葉もある。自分の場合はイラストに使ってみたいという軽い気持ちなので、W&Nほど高価な発色は期待しなくてもよさそうだ。もちろん色がきれいに出るならそれは嬉しいことだけれども、けちって使う気持ちでは良い絵は描けない気がする、自分の場合だと。
→店頭でホルベインの3原色の顔料表記を参考に3色選んだところ、2色は3原色に近い色だった。1色はちょっと適当に選んだから分からない。(170222)
また、6原色という考え方で絵の具をカバーするのも面白いと思うが、6原色だとあまり情報がない。
・各社の、バインダーとしての樹脂について
アクリル樹脂といえどもそれぞれ配合などが微妙に違うらしく、アクリルだと特に各社ごとの違いにより合わせて使う事が難しいらしい。ということは最初に揃え始めた絵の具で全部揃えてしまうのが安心という事でもある。
水彩絵の具でも若干つやが違ったりする気がするのでそういうところかなぁ。
三原色は三原色で、別に考えた方が良いかも。どちらにしてもイラストの寿命は5年持てば良い気もするので、各社の絵の具を混ぜても5年は持つ気もするし、あまり気にしなくても良い気がしてきた。もし変質するとしたら、黄変やひびわれ、剥離だろうか。
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ガッシュの粒子について。
(これは不透明水彩絵の具で、アクリルガッシュのことではない。)
今回はガッシュ(不透明水彩絵の具)を使って説明します。
お薦めの理由は水の量でマット感、透明感を調整出来ること、
字が滲みにくいこと、この2点です。
ポスターカラー
↓
ガッシュ
↓
(メーカーにより半透明あり)
↓
透明水彩絵の具
↓
インク
この4種類は下に向かう程粒子が細かくなります。
かつ、透明感が増します。
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よくわからなくなってきたのでまとめる。素人です。ネットの付け焼刃です。
水彩絵具・・・水を溶剤にする絵の具。展色剤(バインダー)はアラビアゴム。支持体(キャンバスや紙など描く対象)に染みつかない限り、何度でも水に溶ける。顔料の粒子の大きさにより、透明水彩(粒子小)と不透明水彩(粒子大)に分けられる。水溶性。
油絵具・・・・・油を主な溶剤とする絵の具。展色剤(バインダー)は油。最近は活面活性剤を添加した水溶性油絵具も存在する(アキーラなどはこのタイプ)
アクリル絵の具・・・・水を溶剤とした絵の具。展色剤はアクリル樹脂。水溶性。
歴史的には水彩絵の具の方が数千年単位で断然長い。今まで絵の具は溶剤によって分けていたが、アクリル絵の具の登場により溶剤による呼び名が適当でなくなった場合もあるんだろう。水溶性油絵具もその類。
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不透明水彩絵の具
CMYK ミキシング5色セット|デザイナーズ・ガッシュカラー|Winsor&Newton |バニーコルアート
他の会社からも出てます。
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参考にしたもの
透明性からみたアクリル絵の具(ホルベイン)
http://www.holbein-works.co.jp/static/publicrelations/anatomy/mado39.pdf