とれもろすらむる

イラスト好きなとれもろすらむのブログです。

ガッシュに興味が出てきました

 

 

 

 デジ絵でいう厚塗りというものが好きなんだけれども光るモニターを見るのが辛い。

グラデーションはかけにくいけれどもガッシュが厚塗りの練習に向いている予感がしたのでガッシュのことを調べている。

透明水彩で下書き→ガッシュで色を入れていく、というのもできるかと思いわくわくしている。

 

 

それで色々調べたいんだけどもあんまりうまく情報が出てきません。

以下の点について調べ中。見つけたら貼っていきます。

 

 

 

【以下描き加えちゅう】

(170222)一部に不透明水彩を入れてしまっていたので削除しました。 

 

 

アクリルガッシュを出している主なメーカー ネットでおおざっぱな評価(と自分の予感)

 【ターナー】てにはいりやすい。(確かによく見る)色の数がとても多い。

 【ホルベイン】てにはいりやすい。

 【リキテックス】てにはいりやすい。

 

 

・メーカーごとの顔料表記はネットで見つかるのか(特に単一顔料の割合が気になる)

 【ターナーブランド情報◆画材図鑑

 【ホルベインホルベイン アクリラ カラーチャート

 【リキテックスガッシュ・アクリリック - 商品情報 - リキテックス

 

 

・メーカーごとの三原色

 【ターナー◇ ターナー色彩株式会社 ◇三原色カラー

   (追記:170222 かなり近い色は、おそらく、パーマネントレッド、パーマネントレモン、スカイブルー。美術出版の混色ノートから予想。正確に混色したい場合は三原色カラーでよいと思う)

 【ホルベインAmazon ホルベイン アクリラガッシュ 基本5色セット D421 20ml(6号)  

 【リキテックス】 いまのところみつからない。

 

 

 

 

疑問メモ

 

 

・三原色と顔料について

 そもそも三原色はそれぞれ単一顔料なのか?それがまず分からない。読みとしては単一顔料というのは自然/人工問わず、相当に純粋な色のことを言うのではないか、ならば三原色は単一顔料とは限らない。自然界から全ての色を取りだせるならその可能性はあるが、おそらくはそうではない。

 →ホルベインガッシュの三原色は

  プライマリーマゼンタ=PR122 プライマリーシアンPB15 プライマリーイエローPY3,74

  とイエローには2つの顔料を用いている。

そもそも単一顔料とは何なのか。単一顔料から他の色成分を分離することができないもののことをいうのだろうか。

そして各社ともに同名の単一顔料を用いていた場合、どの程度分子構造と発色が同じなのだろうか。これは恐らく精製度合いなどの問題ではないかと思う。

例えば各社ともにPR122の単一顔料の絵の具が存在していれば三原色を探すのはとても簡単になるのでとても助かるのだが。(使用顔料一覧表が手に取れる場所に存在していれば。)

 →これはいずれにせよガッシュを数年使い、3社塗り比べなどしない限り分からない範囲のことになるのだと思う。知らぬがほとけという言葉もある。自分の場合はイラストに使ってみたいという軽い気持ちなので、W&Nほど高価な発色は期待しなくてもよさそうだ。もちろん色がきれいに出るならそれは嬉しいことだけれども、けちって使う気持ちでは良い絵は描けない気がする、自分の場合だと。

 →店頭でホルベインの3原色の顔料表記を参考に3色選んだところ、2色は3原色に近い色だった。1色はちょっと適当に選んだから分からない。(170222)

 

 

 また、6原色という考え方で絵の具をカバーするのも面白いと思うが、6原色だとあまり情報がない。

 

 

・各社の、バインダーとしての樹脂について

 アクリル樹脂といえどもそれぞれ配合などが微妙に違うらしく、アクリルだと特に各社ごとの違いにより合わせて使う事が難しいらしい。ということは最初に揃え始めた絵の具で全部揃えてしまうのが安心という事でもある。

 水彩絵の具でも若干つやが違ったりする気がするのでそういうところかなぁ。

 三原色は三原色で、別に考えた方が良いかも。どちらにしてもイラストの寿命は5年持てば良い気もするので、各社の絵の具を混ぜても5年は持つ気もするし、あまり気にしなくても良い気がしてきた。もし変質するとしたら、黄変やひびわれ、剥離だろうか。 

 

 

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ガッシュの粒子について。

(これは不透明水彩絵の具で、アクリルガッシュのことではない。)

 

今回はガッシュ不透明水彩絵の具)を使って説明します。
お薦めの理由は水の量でマット感、透明感を調整出来ること、
字が滲みにくいこと、この2点です。

ポスターカラー

ガッシュ

(メーカーにより半透明あり)

透明水彩絵の具

インク

この4種類は下に向かう程粒子が細かくなります。
かつ、透明感が増します。 

 

カリグラフィー・テクニック 基本色に慣れる

 

 

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アクリルガッシュガッシュ、水彩絵の具の分かれ方について

よくわからなくなってきたのでまとめる。素人です。ネットの付け焼刃です。

 

 

 

水彩絵具・・・水を溶剤にする絵の具。展色剤(バインダー)はアラビアゴム。支持体(キャンバスや紙など描く対象)に染みつかない限り、何度でも水に溶ける。顔料の粒子の大きさにより、透明水彩(粒子小)と不透明水彩(粒子大)に分けられる。水溶性。

 

 

油絵具・・・・・油を主な溶剤とする絵の具。展色剤(バインダー)は油。最近は活面活性剤を添加した水溶性油絵具も存在する(アキーラなどはこのタイプ)

 

 

アクリル絵の具・・・・水を溶剤とした絵の具。展色剤はアクリル樹脂。水溶性。

 

 

歴史的には水彩絵の具の方が数千年単位で断然長い。今まで絵の具は溶剤によって分けていたが、アクリル絵の具の登場により溶剤による呼び名が適当でなくなった場合もあるんだろう。水溶性油絵具もその類。

 

 

 

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不透明水彩絵の具

 

透明水彩との併用なら不透明水彩はいかがだろうか。

 

 

不透明水彩絵の具(ガッシュ) ホルベイン

ホルベインガッシュ〈不透明水彩絵具) カラーチャート

 

不透明水彩絵の具(ガッシュ) W&N

CMYK ミキシング5色セット|デザイナーズ・ガッシュカラー|Winsor&Newton |バニーコルアート

 

他の会社からも出てます。

 

 

 

 

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参考にしたもの

 

透明性からみたアクリル絵の具(ホルベイン

http://www.holbein-works.co.jp/static/publicrelations/anatomy/mado39.pdf

コミティア118 一般参加

16年の秋に開催されたコミティア118の感想を書きます。

 

 

『60×70』 吉田誠二

解説がとても、とてもありがとうございます・・・

ツイッターいつも勉強させていただきます・・・

前回の『60×60』も素敵な本でしたが、今回の解説のありがたさはとんでもないレベルです。ありがたい。ありがたい。

描き方本でワンドロ題材の本がありがたい。最初の30分で印象を作ることができれば、あとは描き込みだし、そうすれば時間を詰め込めばなんとか近づけるはずだから・・・

その最初の30分!がわかるのが嬉しい!

 

 

『寝ノ國』 発行:キツネ / キツネイロ

彩度と印象の扱い方をとても勉強させて頂いています。

おまけのペーパークラフトもとてもかわいい。こんなおまけって作れるんだ・・・

メインビジュアルに採用されているイラストがとても素敵なのでポスターが欲しい。

 

 

『たいぼくログノート 木』『たいぼくログノート 林』たいぼく

私が好きな絵を描く、今にも死にそうなので色々応援したくなる人トップ3のたいぼくさん、生きてらっしゃった。らくがきノートの完成度が高いのは、描きたいものがはっきりしてるからなんだろうなぁ。人間のちょっとした瞬間が好きそうなところが好き。その一瞬から人格が生まれている感じ。上手く言えないので饒舌になるしかない・・・

出てくる人出てくる人のかわいさが異常なのはどうして?

 

 

『星霜筆の旅人』加藤旅人

SFにちょっと近めのファンタジーが好き、物語があると絵を読み解くのが楽しくなるね。文字が全然ないとファンタジー絵ってなんでもありだから、ストーリー物だとよく分からなくなるんだよね・・・

とか云々言わなくてもとてもぜいたくな本。設定本の2歩3歩先を描いてみたくなる良い本。

 

 

百鬼夜行の誘い(改定版)』『下校物語』フジモトカズヤ

たまたま通りかかったところ、奇怪な生き物が歩いているような白黒のポスターがとても目立っていてふらふらと立ち寄ったらめちゃくちゃ良い漫画だった。

商業本も出しているらしい。何冊か出していてもおかしくないでしょう・・・

えっどこで他の話が読めるんだ。ツイッター検索しても出てこないぞ!

東京中野のタコシェにあるらしいが・・・

餅屋ブック ここに2冊。ここもタコシェ

藤本和也のブログ(仮タイトル)/ウェブリブログ 本人のブログ。更新してくださいたのむ・・・どこで情報を知ればいいんだ・・・

どうしたらいいんだ・・・

 

 

『IEMEGURI』『IEMEGURI 2』ネルノダイスキ

この作者さんがすごく好きなのですごく語るしかない。しょうがない。そういうこともある。

 前回のコミティアに行けず血の涙を流した手作り小冊子が欲しくてコミティアに行ったといっても過言ではない。ツッコミブレーキ不在なのに静かでシュールな手製折り本。

ネルノさん作品の緊張感の異様さは、不安定な状況の中を読者が泳がされた中に安定感のある人物に引っ張られることで起きる。描かれるのがどんなに異常な空間だとしても、作中における「ふつうのひと」が「ふつう」の反応をすれば、その空間はそのとき「ふつう」でありえる可能性を覘かせる。それは読者自らに、異常の中にある「ふつう」を探させる。そして親しみを半ば強制的に感じさせる。不慣れな外国旅行で、人間という、相手と自分の間にある最少公倍数を探すように。

目と口のある少し可愛らしいひと(ねこ)は感情移入を助ける姿だ。そのひとは反応する。世界のリアリティは、ある物語内でピントを合わせた対象の反応にもっともよく表れる。読者はその漫画の中の「ふつうのひと」の反応を参考に世界を旅する、そして異常な空間、異質な存在に対して「ありかも」と思える可能性を読みだし、読了した瞬間に、自分のその能力に戦くのだ。

・・・と思うけど単純につっこみながら読むのも面白い。「ありえないwww」「ないないwww」「おかしくねwww」と言いながら読むのも面白い。その時々で読み方を変える事もできる。つっこみ派、没入派、どちらも納得させる作風なのではないだろうか。2つの派閥はいま作った。

 ところで名前の区切りはネルノ ダイスキでいいのだろうか、それは分からない。 

このティアで夢の「「「全部ください」」」をしたのでまだ続きます。

 

 

『ALL NIGHT』ネルノダイスキ

 白黒の画集。早くアニメーションを見たい。誰かこの瞬間を動かしてほしい。

www.youtube.com

 あるんだけどね。もっと!!!!もっと観たいんです!!!!!欲望は底なしなので。

はやいところ世界各国10億人くらいにファンがついてネルノさんがやりたい制作に集中してほしい。

この音楽作ってる「まいわい」さんのCDも2枚買いました。かっこよくて心臓が痛くなりました。

全然関係ないけどこれを後ろで再生していたらVampilliaがかかりました。嬉しい。偶然にしてはできすぎている。

www.youtube.com

 

 

 

『131201』三谷めめ子 ネルノダイスキ

1つの単語から想起するストーリーの違いがかなり強く表れていて面白い。

ネルノさんは「異常の体験」をさせることで「(普段意識できない)通常を体験」させるし、三谷さんは「香りについて思う私」と「他人への想像」を描いている。

話を展開させる中心軸がずいぶん違うなと思う、そこが面白い。

 

 

『であいがしら』ネルノダイスキ

分厚い。内容も厚い。よって感想も厚くなります。

ネルノさんの1枚絵でも漫画でも、「ふつう」を代表する役割のネコさんの顔を何のためらいもなく隠したり崩したりするところが超好きなんですよ。

自分は顔を崩すより隠す方がなんとなく好きだけど、それは「安定しているかもしれない」可能性がまだ残っていて、それを臨みたい気持ちになるからだと思う。その向こうの顔は、ユニットバスのカーテンのように、自分の手を使わなければ分からない。でも自分の手ではその顔の前にあるものを取り除けない、絵だから。(170107:自分が頼りにしていたものが実は、)安定、安心、よりどころ、そうではないのかもしれない。そんなの、超いいじゃないですか・・・

(170106追記)ネコさんと自分との関係に何か既視感を覚えるのは、自分と他人との距離感そのものに似ているからだと思う。それは他人と同じように感じる。だからネコさんは私の中に、リアリティを以って存在する他人なのだ。リアリティとは距離感覚のことではないか。距離感覚とは何だ、お互いの不可侵領域を一人で仮定することだろうか。

 

 

ちょっと読んだけど、『エソラゴト』との比較もしたくなったし、ちゃんとネルノダイスキさんの記事を書かなければいけないなと思いました。のできょうはここまで。

 

  

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最後にまったく関係ないけど欲しい漫画本とか行く予定をつくる場所。

スペシャル』平方イコルスン

タコシェ

水彩絵の具の買い足しについてメモ≪3≫ 【最新版】

 

 

このブログで一番読まれているのが同タイトルの記事①らしい、だけど少し状況が変わっているので現状を書き起こしてみる。

後半には絵の具の使い方とか気になってることも少し描きたした。

ほとんど自分用の備忘録です。

 

*170213 ホルベイン2mlチューブの誤表記をホルベイン5mlチューブに直しました。5mlは2号なので号数とmlを混同したらしい。失礼しました。

 

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 ・はじめに、自分が描いているものについて

 ・自分が描くのはだいたい人物イラストと背景ちょっと、それから静物画も少し

 ・使用道具は透明水彩、シャーペン、ねりけし

 ・紙は準備の面倒くささを低減するためブロック紙がメイン。サブではがき大水彩用紙

 

 

 

・利用している絵の具について

 ・主に使用しているのはW&Nのハーフパン(固形)

 ・W&N ブラックボックス セットの12色から買い足して26色に増えたがもっと欲しくなりシュミンケのハーフパン用ケースを買う予定

 ・これなら始めからシュミンケのケースとW&Nを買い足しまくりでもよかったんじゃないかと思っているところ。ただ始めからベストの状態は想像できないのでまぁまぁうまく集めてる方ではないかと思うほかない。水彩にハマらない可能性もあったわけだし。始めから大きいパレットだと「使いこなせてない・・・」などと思って気持ちが負けてたかもしれないし。始めに買ったパレットは引き続き使うので損をしているとは思わないが2つの使い分けをどうしようか考えはする。

 ・シュミンケのケース(48色)はでかいのでこれでいいのかなぁと迷っている。でも利便性からこれを選ぶだろう。

 ・空のハーフパンが売っていないので使い終わったケースはとっておこうと思っているのだがいっこうに減らない。

 

 ・サブで使用しているのはホルベインの5mlチューブ

 ・水で溶いて大きい面に散らすのがハーフパンだとやりにくすぎて大きい絵に手をつけないので背景用に購入。

 ・26色のアルミパレットも購入。ホルベインの安いやつ。チューブ絵の具を出すならプラスチックはおすすめしない。プラに色がしみ込むので白紙や白が好きな私はモチベーションが下がった。

 ・背景によく使う主に青色を集めている。

 ・なんかもっとこう、この色は違うな・・・となったらW&Nで買えばいいかなって思ってる

 ・メインは35色くらいW&N固形、サブでホルベインチューブ、遊びでシュミンケ。集めているのはW&N(171011)

 ・不透明の金と銀を、顔彩で使用しています。顔彩は粒子が大きいせいか(未確認)筆が摩耗するとの噂を小耳に挟んでいるので安い筆で溶かして塗っています。筆の奥まで洗えるように、筆洗は大きめのものを使用すると良いかと。(180330)

 

 

 

・筆

 ・コリンスキー的な筆(コリンスキーではない)を使っている。一本600~1400円くらいの筆。

 ・5本セットになっている赤軸の筆はおすすめしない。良い筆を一本買えば分かる。含みが良く線がすぐかすれたりしないし、言う事を聞いてくれるので良い筆を買うと絵を描くのが楽しくなる。

 ・正直まだ筆にこだわるほどの腕はないかなと思っている。

 ・線画用にラファエルのコリンスキー8202を導入したところ世界が違う。他にもいい筆はあるかもしれないがとりあえずこれで満足。(171011)ハガキサイズの絵でウォッシュを使わないような絵だとこれ一本で描いたりしている。(180330)

 

 

・絵の具会社

 ・W&Nで不満に感じたことはない。ただ色の数が40は欲しくなってきてるので、40個ハーフパン買うと合計2万円プラスケース代の7000円で2万7千円。好きに描いた絵が売れればいいのに。ホラダムで買えば半分の20色しか買えないだろうから私の身の丈にはやはりW&Nだろうと思う。

 ・ホルベインは選ぶ色によってるかもしれないけどなんとなく糊的なツルツルのものを感じる。これも塗ったら塗ったであまり不便は感じないものの、神経質なので溶いた時に気になる。気にしなくていいと思う。

 ・この2社以外は使っていないので色味は分からない。

 ・シュミンケのチューブも導入した、鮮やかかと言われれば鮮やかな気がする。

 

 

 

・絵の具または絵具会社の選び方について思うこと

 ・線画がペンではっきりと描かれていたり、輪郭が強めに入るようなイラストなら近所の画材屋で手に入る会社の絵の具でかまわない。(児童用の絵の具は強度・彩度の点からおすすめしない)

 ・描く紙がF8前後の大きさになってくると透明感というか、絵の具そのもののニュアンスでも勝負しないとやってられないので、大きいサイズのものを描く予定があるならばW&Nかホラダムでいいのではないか。

 ・人のを参考に選んでプレッシャーになるようであれば基本色と自分の好きな色を買っていくのが一番好きな絵を描けるし、そうなると必然的に絵の具の数は増えていくので余裕のあるパレット選びが必要だ。

 ・あとは金の許す限り憧れを消化していくのも、趣味でこそアリな集め方だと思う。

  ・色は混色で作り出せるとはいえ20色くらいはあるとやはり楽なので、それぞれの会社の絵の具価格の平均値かける20の値段を出してみて出せる限りで良いと思う絵の具を買うと吉か。

 ・もし人に売って50年後も見てもらいたいと思うなら耐光性でも選んだほうがいい。新しい色より古くからある色が強いのは当然だとは思うが今は新しい絵具でも工夫されているようなのであまり気にしなくて良いか。ただやはり特にオペラ系など蛍光色はアクリル絵の具でも水彩絵の具でも光に弱いので売る可能性がある色にはあまり使わないようにしている。オペラでも直射日光ガンガンで5年10年は持つと思うが。

 ・そもそも全ての絵は紫外線で褪色する、室内なら20年は余裕で持つと思うけど。長く持たせたいなら湿度のあまりに高すぎない暗所に置くべき

 

 

 

・水彩絵の具の使い方について 基本的に写実から考える

 ・白と黒はできるだけ使わないようにする。クロは混色で出したほうが美しい。バーントアンバーとウルトラマリンブルー、あるいは茶系の色少しと藍色で作ることができる。

 ・水彩絵の具にも透明度の高い絵具と透明度の低い絵具がある。どれでも使い分けるときれいに仕上がる。売り場に塗り見本が置いてあると選びやすい。または絵の具会社のHPに透明度が紹介されているので印刷して持っておくと今何色がないかわかって便利。

  ・始めは透明度の高い絵の具から集めるのが良いだろうと思う。水彩の透明度がだいたいつかめたらよく描く物の対象物の固有色を透明度の低い色で集めるといい。

  ・前にレモンを描いたとき、透明度の高い黄色を使ったので何回塗っても黄色がうまく出ず絵の具がガン減りしたことがあった。こういうときは不透明の黄色(カドミウムイエローなど)を使うと良い。逆に空気感を出したい時に不透明な絵の具を使うと下に描いた色を覆い隠してしまって空気感も何も出ない。これくらいの使い分けでよいと思う

  ・透明度の高い絵具と低い絵具を同じ量混色すると透明度の低い絵具が勝つので絵の具がもったいない。混色は似た透明度の絵の具どうしでするべき。

  ・透明度の違いを知るために、一冊小さいスケッチブックを塗り見本用に作ると良い。今クロッキー帳に1色で濃淡のある絵を描いているがこれも楽しい。

 ・絵の完成形の色が想像できないうちは何層にも重ねすぎないこと。

 ・デジタルの、いわゆる厚塗りは中間色(明度的には明るい灰色)から塗り始めるが水彩は明度的に白→うすい灰色→濃い灰色 と進めていくことになるので、それを意識できないと明暗を作りだすのが難しい。

 ・難しいと思った時には、影に描くものの固有色を置いて、明るい方向に水で少し伸ばすと良い。結果として、白い直射日光が対象物に当たっている絵になる。

  ・または、陰影を黒以外の濃淡で描き、固有色を配置していくのもあり。

 

 

 

描きたいものを忘れない程度に絵の具オタになると話が早いと思いました。

でもあんま気にしないでのびのび描いたほうがいい絵が描けると思う。

 

 

 

・絵の具の非常にざっくりとしたおすすめ

 ・さぁ水彩買いそろえてイラストを描いてみるぞ!という人ならとりあえずホルベインの5mlチューブを基本色3色+5色くらい買ってホルベインのアルミパレットに出して使ってみる。(最初から何色も使うよりも、2色で描いてみる練習をするといいと思う)次に描いてみたいキャラクターの固有色を不透明色で買いそろえていく。 マルマンの図案スケッチブック(A4くらいの大きさが良い)にとにかく塗ってみて、慣れてきたら買う水彩紙は中目か細目を選ぶ。

 ・イラストをある程度描き慣れていて展示会やイベントに出したいなら会社はあまり問わず自分の好きな色を幅広く15色くらいを買ってアルミパレットに出して使う。使いたい透明な色、不透明な色が出てくると思うので買い足す。

 ・かなり描き慣れていてただ画材に慣れられればセミプロ級ではと思える人なら、W&Nとシュミンケで外れはないと思う。

 ・好きな雰囲気の絵の人の教本を買い、それにあわせて絵具も揃え、1冊真似するのもかなり良いかと思う。

 

 

 

・筆について

 ・筆については自分もめっちゃ良い筆を使っているわけではないのですが、4号と8号それぞれ700~1000円ずつ出せばかなり持ちが良くちゃんと描ける筆かと思います。小さなハケもあるとよいけれども、とりあえずのイラストならこの2本でなんとかなると思います。

 ・自分はセットで2000円の筆を使っていたのですが水の含みがあまりよくなく、線を引く間にすぐ水が切れたり、太さを使い分けている間に乾いてしまったりと、時間が勝負の水彩絵の具とあんまり相性が良くない感じでした。安い筆5種類より良い筆2本の方が断然快適です。

 ・自分は背景を描き始めた時点で太い筆を買い足しました。太い筆だとムラになりにくいです。

 ・良い筆(ラファエルなど)は是非1本使ってみると世界が違うので良い。マンネリ化した時にぶち込むと楽しくなるかと思う。(180330)

 

 

 

 

・紙について

 ・もちろん水彩専用紙の描き心地はよいわけで高い紙になれば発色のきれいさが段違いだ。ただ練習の時点から1枚50円の紙を使うのであれば絵の具の買い足し代金にしたほうがよい。

 ・かといってコピー用紙くらいの薄い紙は水分を吸うとくっちゃくちゃになるしそもそも吸ってくれず水たまりになるので論外だ。

 ・マルマンの図案スケッチブックは3度以上の重ね塗りをするとたゆむしスキャンしてもゆがむが、慣れるためにとにかく塗ってみるということなら非常にコスパが良い。

 ・色を面白がるのも大事だし、枚数の多いクロッキー帳に色調べも兼ねて1色の濃淡で何か描いたりするのも楽しい。

 ・水彩紙は買って試すしかない。中目がおすすめ。ペン画など細かい絵が好きな人なら細目の紙でも楽しんで描くことができるだろうと思う。

 ・自分的な順番は水彩紙→マルマン図案→クロッキー帳→水彩紙とだんだんと敷居を下げて描く量を増やしたところで水彩紙に戻ってきている。イラストのワンドロなどで1時間くらいで人の立ち絵を描くならマルマンの図案、1時間でも水のにじみを多めに使うならブロック張りの紙を使っている。

 ・紙の保存について。湿気は紙の敵である。放置していてうまく水を吸わず描けなくなった紙のことを専門用語で「紙が風邪をひく」というらしい。湿気の多い立地なら、数年納戸に放っておくとまともに描けなくなる場合がある。ちょうど良い湿度に保ってくれる乾燥材というものがあるとどこかで読んだ気がする(カメラ用の話だったかもしれない。)、そんなに高価なものでなくても乾燥剤は乾燥剤なのでビニール袋に乾乾燥剤といっしょに入れておくと良い。自分は100均のジッパー付き座布団用ビニール袋に乾燥剤と大判の水彩紙を入れている。

 ・ジップロックに入れようが、1年くらいで風邪をひくので(当社談)比較するなら3種類くらいに絞って、集中して使うと良いかと思う。(180330)

 

 

 

 

水張りについて(170213)

 ・水張りは大判の作品を描くときに使っている。大変面倒だがびしゃびしゃにして描くたのしみはこれでしか味わえない。作品全体への描き込み量が違ってくる。

 ・250g/㎡より分厚い紙はウェットインウェットを用いない限り必要ないと思える。必要はないのだが、分厚い紙を水張りするとウェットインウェットがとてもやりやすい。

 ・紙の分厚さについて。かなりドライめに細密画を描くなら分厚さはあまり必要ないかもしれない。植物画など。

 

 

 

 

・耐光性について(170213)

 ・耐光性は主に色材に影響を受けているものだと理解している。昔から存在する色材は、色、ないしは耐久性、使用感に優れているから昔から今まで存在しているわけだけれども、耐光性について全ての色がパーフェクトなわけではない。模造した色で耐光性のある色もたくさんある。あまり気にしないで良いと個人的には思う。

 ・別項目に記述あり。

 

 

 

 

・消耗品買いそろえの失敗について(170213)

 ・揃えたい色、そして紙を最初からパーフェクトに揃えるのは無理、なぜなら揃えたい色というのが何だか分かっていないからだ。筆、パレット、筆洗のほかに買うものについての予算は1.5倍が、自分が必要とするものを揃えるのに必要なお金だと思っておくと良い。

 ・ネットから各社の色見本を見て印刷しておくと役に立つこともあるが過信は禁物だ。絵の具の一番良いところは質感・・・たとえば粒状化によるざらざら感やサイジングによる均一なしみ込みだけれども、プリンターの印刷ではそれは再現できていない。

 ・絵の具について一番失敗しなさそうなのは、その会社の三原色+透明色4色(好きな色を赤、青、緑、黄色から選ぶ)。好きなキャラクターの不透明色を買い足していくこと。

 ・画材ショー(17年は3月に東京で開催、ホルベイン、W&Nは参加を確認済)、ホルベインのイベント(ホルベインエンピー、過去数回開催)では試し塗りなど積極的に行えるので開催地近郊の人はイベントに行くと良い。

 

 

 

・水彩絵の具で気をつけると上手くなりそうなこと(170213)

 ・人物の立ち絵なら、モチーフに白い部分を残さないよう塗ってみる。色の境目を塗りのこすと、塗りきれていない塗り絵のようにみえることがある。隣接して違う色を置きたい場合は、片方の色が乾いてから、もう片方の色を塗ってみる。

 ・背景を描かないなら、ドラマチックな逆光ということにして塗ってみる。逆光では、強い光により輪郭の少し内側も明るくなる。水彩において光は塗り残して表現する事が基本なので、輪郭より少し内側は塗り残す。めっちゃ上手く見える。

 ・影の色は、モチーフの中で統一するとまとまりが出る。くっきりした印象を残したいなら、最初に影の色をつけてしまうのも手。

 ・影の印象が弱い場合、パーツの反対色を置くとかなりくっきりとした影になる。くっきりとした影は、直射日光などの強い光を意識させるので、真っ白な背景や薄い色の背景などと相性が良い。

 ・慣れてきたら、光の色をモチーフに落としてから影をつけてみると、光源を意識させることができる。たとえば昼の日光はかなり白に近いが、夕焼けの色はオレンジ色で全体的に暗い。

 ・光の色は、影の反対色がかってみえる、とどこかで読んだ気がする。つまり、青色がかった影を落とせば光は暖かく感じられ、赤い影を落とすと光は冷たく感じられる。全体の色調によるところも大きいので一概には言えないだろうが、これはそうだろうなと感覚的に感じられる。

 ・画用紙は白い。クリーム色がかっているものもあるが基本的に紙は白い。つまり白いものを表現する時には、周りを暗くしてやる必要がある。白い花を表現するには、輪郭で囲う、周りに色をにじませて白を浮かせる、などいろんな方法があるが、どの方法でも大事なことは、「透明水彩において、筆で描かないことで表現できる色があり、それは白色である」ということ。水色を作る場合、不透明絵の具と透明絵の具では考え方が違う。たとえば水色を作りたい時。不透明絵の具では、青色に白色を混ぜることで水色が作れるが、透明水彩ではその白色があらかじめ紙にある、と考えた方が自分は上手くいった。つまり透明水彩での水色は、青の薄塗りによって作ることができる。同様にピンク色も赤色の薄塗りで作ることができる。このように同じ絵の具から数色作れるということから、まずは1~2色の限られた色数で、グラデーションを使い目の前のものを描く練習をすると水彩絵の具の使い方を掴めるだろうと思う。これはデッサンにおける鉛筆の使い方を習得するゾーンに似ている。

 ・色の置き方。描き始めは、固有色より空気遠近法を意識すると上手くなる予感がする。空気遠近法だと、遠い(青い、薄い、弱い)⇔近い(暖色、濃い、激しい)となる。描き直しがきかないので、目立たせる1点を意識するという点ではまず全体にうすくやわらかく描いた上に、手前の物を描き込んでいくとよいのではないか。(180330)

 

 

 

 

・水彩絵の具で知っておくと役に立つかもしれない雑学(170213)

 ・ここに書くことは素人の独学なので話半分で読んで頂けるとありがたい。

 ・そもそも水彩絵の具とは何か?色材(色の粉)を展色材(粘度のある液体、バインダー)で延ばし練ったものだ。展色剤が油なら油絵具になるが、水彩絵の具の展色剤はアラビアガムだ。アラビアガムは画材店で入手することができる。理論的には自前の絵の具を作ることが可能だ。その場合は乳鉢などを使い、時間をかけて色材をすりつぶすことになる。

 ・色材には特徴がある。耐光性などがその最たるものだ。イエローオーカー、日本名黄土色は黄土を色材として利用したもので、耐光性に優れている。自然界から採られた色を人工的に再現した色材もあり、それぞれの優劣の傾向は正直自分には分からない。なぜならどれが人工的に再現した色だか分からないからだ。

 ・それぞれのメーカー絵の具の耐光性は絵の具のカタログに書いてある場合が多い。これは恐らくそれぞれの判断基準に沿っていて、共通の指標は存在しない。

 ・顔料系と染料系。この2つは紫外線による褪色度合い、つまり耐光性に若干の優劣がある。おおざっぱにいって顔料は無機物をすりつぶして展色剤に延ばしたものが多く、染料は有機物を煮出したあと水分を飛ばし、あらためて展色剤に延ばしたものが多い。古代から顔料と染料は用いられてきたが、染料は紫外線で褪色しやすいためか色としての資料が残されにくい。自分自身はこれは支持体(色材を載せるキャンバスとするもの)と場所(顔料絵の具は洞窟の奥に描かれていたので紫外線に曝されない)のせいも多分にあると思っている。一般に顔料系の方が堅牢な色と言われるが、ぶっちゃけ直射日光にさらさないイラストではほとんど関係ないと考えている。描き終わった後に即スキャン/撮影して保管というケースが一番多いのではないか?売る場合に少し気にすれば良いんじゃないか。それよりも保管方法や、絵にも賞味期限があるという事の方が重要だと思える。どんな絵でもかけっぱなしにしておけば紫外線により褪色は起こりえる。

 ・粒状化とステイニング絵の具については2項目に分けるが、これは最初から気にすると上手くいかない要素だと思う。好きな色を使った方が良い。

 ・粒状化・・・色材のつぶつぶが紙目に沈みやすい。W&N絵の具一覧表ではG.と表記される。印象に残った作例に、泥水の表現に茶色のG絵の具を使っているものがある。筆跡より細かく表現することができる。この性質の表出度はかなり紙質により、特に粗目の場合は紙目が白く浮き出て見える。

 ・ステイニング・・・粒状化絵の具とは反対に、かなり細かい粒子となっている色材。W&N絵の具一覧表ではSt.と表記される。ざらざらすると困るグラデーション、イラストであれば肌などに用いると効果的に使う事ができるのではないか。紙目によらずしみ込んで、色を載せた後にこすり取ったりするのが難しい印象。

 

 

 

 ・おすすめする絵の具とお勧めしない絵の具について(170213)

 ・透明水彩ということに限って言えば、混色を楽しむにあたり必要になるのは発色の良さだ。これは単一顔料の絵の具を選ぶことでより正確に手に入れることができるし、何が単一顔料なのかは良心的なメーカーのサイトを検索することで発見できる。しかし発色の良い色が自分の好きな色とは限らないので、もう自分を信じて買うしかないんだと思う。

 ・できるだけ使用顔料の表記が公開されている会社の絵の具を選ぶと保存性については安心できるだろう。ただ、小学校のころに描いた絵を押し入れにしまっておけば分かるが、あの安い絵具でも紫外線にさらさなければ10年は確実に持つ。もう何でもいいんじゃないか。

 ・作品販売するにあたっては、顔料使用のものを使い、日向に置くとそれでも持たないということを意識するとよいだろう。但し購入者がどの場所に置くかは分からないが・・・(180330)

 

 

 

・固形か、チューブか(170214)

 ・固形とチューブの違いは一般には発色の違いだと言われている。固形のものも元は展色剤で延ばされているわけだけれども完成予想図の違いから展色剤の量は異なることが予想されるし、発色とはそのことを言うのだろうと思う。それほど正確に比較したわけではないが、個人としては気にするほどのものはないと感じている。今の時点では、完全に個人の感覚の域だと認識している。

 ・発色が大差ないとすればおすすめするのはチューブタイプである。固形タイプの絵の具はチューブを持っていく必要がないため野外スケッチにとても向いているが、パレットに絵の具をだして持ち運ぶという技を使う事によりほぼ似たことをチューブ絵の具でもすることが可能だ。そのうえ大きなにじみを作る時にもチューブタイプならすぐに大量の絵の具をとかす事が可能だ。とても暗い画面を透明水彩だけで作るかもしれない人にこれは大きな違いだろうと思う。これは固形だとわりと骨が折れることだし、紙の乾きとのスピード勝負がしばしば起こる水彩ではときたま有利な条件となる。イラストでは少ないかもしれないが、大きなスケッチブックにのびのび描きたい人、ゆくゆくは大作を描きたい人はチューブタイプを選ぶと良いだろう。

 ・固形。地味な性格として、色がぱっと見で分かりにくい。筆で溶かすとなると筆先が摩耗しやすい。こう書くといいことないじゃないかと思うがおそらく微妙に発色は良いだろうと思う。筆の摩耗も、チューブタイプのものを固まらせればまあ似たようなものではあるし、筆はそもそも消耗品だという事を思い出す契機にもなる。簡単に色の入れ替えをすることができる。色合いや透明度によってたまにパレット上の色の順番を変えることがある、そういう時にはとても便利だ。

 ・固形とチューブについてまた考えた。固形は軽く、小さなケースに沢山の色が入る。やはり持ち運びに強い。チューブ絵の具は固形と同じ色数を使おうとすると水分の分だけやはり重くなる。軽さと小ささで選ぶなら固形の方が話が早い。(171006)

 ・シュミンケに関して言えば、シュミンケを輸入取扱している企業の方(昨年の画材フェア?)にお聞きしたところその方は固形がお得かもと言っていた。理由はシュミンケに限っていえば、固形絵具の作り方はチューブのものを充填、乾燥を複数回繰り返しているから濃度が高いのだという。顔料の粒の割合が高いため、筆先の摩耗が激しいかもしれないともシュミンケの方、談。(171006)

 

 

 

・色の数、選び方、管理について(170214)

 ・最初から色の数を多く持つと混乱しやすい。3原色+10~20色でとりあえずのんびり数年描いてみるには十分すぎるほどだと思う。

 ・単一顔料を買うととりあえず失敗はないが、単一でない場合は良く使う色がすぐ使えるという利点があるから開発された色であるということだと基本的には思うので、似た色があるなら単一寄りにしつつ、好きな色を買うと良いと思う。使わない単一顔料絵の具を買ってもどうしようもない。

 ・はがきサイズの紙に色見本を作ると便利で良い。自分は赤、青、黄、緑と色のグループごとに適当目に色見本を作った。何故適当かというと、色の数が増えるごとに配置を変えるので、結構頻繁に色見本を作りかえることになるからだ。名前もその時良く使うものしか書いていない。本当は絵の具濃度ごとのカードがあると写実表現をしたい場合に実物と絵の具の発色を照らし合わせることでえらく便利になるが、正直面倒くさい。そういう付録の付いた本も世の中にはある。

 

 

 

 

またメモをつけたす可能性があります。(最終:180330)

 

 

 

↓参考にしている本一覧↓

 

 

色彩―色材の文化史 (「知の再発見」双書)

色彩―色材の文化史 (「知の再発見」双書)

  • 作者: フランソワドラマール,ベルナールギノー,柏木博,Francois Delamare,Bernard Guineau,ヘレンハルメ美穂
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本
  • 購入: 2人 クリック: 10回
  • この商品を含むブログ (6件) を見る
 

 いかに欲望とともにあるかということが分かる。色で金を稼ぐというドラマも感じられる。

 

 

 

 

絵を(手ごろな値段で)売る方法ってないのか?

デザフェスに出展するんだけど内容まだ出てないですよ。

(*とれもろすらむ名義ではない)

友人と一緒に出るし、友人は小物作りが上手いので心配してはいないのだがさすがに何か出したい。のだがいいアイディアがない。

 

絵描き、無力では・・・・?

 

以下、【と】は個人的なメモ。

 

 

 

 

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絵を見せることがメインのもの

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◇ポストカード    単価100~150円

 自宅で印刷してもいいが画質、料金的にも印刷屋に頼むのが吉か。インクジェットもそれなりに高いからな。紙質によるが100枚1300~1500円程度、100部以下で印刷しても値段があまり変わらないという紙マジック。在庫が目に見える。早く注文すれば安く仕上がる。

 入稿に不安が・・・YMCK

【と】過去に描いた解像度の高いカラー絵・・・?

 

 

◇ポストカード原画  1000~15000円

 ポストカードの脇に置いておけばよいかもしれない。値段については本当に分からない。アイキャッチになる点ではかなり優秀かもしれない。見えるように置こうとするとスペースがいる。

 

 

◇絵         5000円~10000円

 額代が3000円以上かかることがザラなのでやはり10000円程度欲しいところ。

 これならポスカも一緒に置いて原画ということにした方がよい。

 発送方法に難ありかもなのですぐ受け渡しした方が楽。運ぶ方法も用意しておく必要がある。

 

 

ATC アーティストトレーディングカード   単価800~3000円

 その成り立ちからそもそも売ることに反感を覚えられるケースもあるかと思うがそれもごく少数派であろう。

 スタンプなどで制作している人なら単価600円ほどでも量産できるので痛くないかもしれないが、手書きだとどうしても1枚30分を切ることができないので自給1000円として800円が限界安値。

 紙製の額縁(アーティストトレーディングカード フレームカード)とひっつき虫(という名前の壁に貼るねりけしみたいな文具)を利用するとそこそこよく見える。

 ART's LABOで販売している透明のトレカ用ケースも良いだろう。ここの展示だと3000円ほどで売られているようだ、とても面白いが企画展とファンの力によるものだろう、無名が3000円で殴りこんでも誰も見てくれない。

 テーマが一目見て分かるようなもので1200円とかならいけるかもしれない。道具類とか描きたいっすね

 

 

◇手書き布小物      1000~1500円

 アクリル絵の具にファブリックメディウム(テキスタイルメディウム)。筆塗り、少しムラがあるか。ムラが気になるならシルクスクリーンが良いかもしれない。

 

 

 

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以下はポスカ以外の手製複製もの。

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◇手製本

 ミシンやホチキスなら作れない事はない。内容を印刷できるかがカギ。キンコーズとかを使えばいいのか・・・?

 平とじコピー本ならあるいは。

 

 

ガリ版印刷

 前記事にも書いたが完成度を求めるなら(ボールペン原紙に限れば)あまり良くない。鉄筆ガリ版なら面白い表現ができると思う。

 

 

シルクスクリーン

 1度に使える色に制限があるが絵の具に制限なく何にでも刷れる。

 使えそうなキットと消耗品で7000円くらいからか。

 

 

 

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以下はポスカ以外の発注小物。

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下に行くほど単価が高くなるイメージ。

 

◇缶バッジ 

 セットなら高くしてもいい感じがする・・・3個400円とか。

 

◇クリアファイル  500~600円

 細かい模様もきれいに印刷できる。最少ロット100枚30000円など。

 

◇冊子       300~1500円

 漫画なら安く仕上げられるか。内容までカラーだと1冊1000円に抑えるのは結構きついかも。

 最少ロットはオンデマンド10部~ オフセット50部~ だいたい20000円~

 

スマホケース

 つわもの

 

 

 

 

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なんていうか、絵画ではなく、輪郭のはっきりしたイラスト向き雑貨ならアリなんだが絵画だとかなり限られてくる。

もうなんだ面倒くさいなポストカードサイズの絵を売るか。売れるのか。それ、売れるのか?

 

 

ガリ版印刷がうまくいかない

 

 

 

とりあえずこの画像を貼る。

 

 

f:id:toremorosuramu:20161020151117j:plain

 

 

 

ボールペン原紙ガリ版を用いるガリ版印刷キット(太陽精機)を買ったのだが印刷があまりうまくいかない。ガリ版的にはうまくいっているのかもしれないがこれでは期待はずれなのである。一応説明書通りに作ってみてはいるのだけれどもうまくいかない。そもそもネットにこのキットを用いた画像があまり存在していないのでうまくいっているのか比べようがない。このキットを用いた作品展示の画像を見てもカメラが引き気味だ。

 

 

画像中の数字は、縦に沿って「何回同じ線をなぞったか」という数字だ。1回なら1回だから1度書いたら書きっぱなし、3回なら3回同じ場所をなぞったということだ。

1より3のほうが強くインクが出ているが2と3の違いはあまりないので、これ以上なぞっても結果はあまり変わらないだろう。

インクの量は増やしたり減らしたり、5回くらいは刷ったが一番よく出たのがこれだった。

味があると言えば味があるが、ちょっとがんばらないと字が読めないようだとイラストには使えないので困る。ふーむ。

ちなみに65歳くらい、鉄筆ガリ版を使っていた人間に文字も書いてもらったのだがあ「ボールペン原紙は初めてだけどなんだか難しい」とのこと、1度書きではあまり読めない字もあったのでだいぶ感覚は違うらしい。

 

 

ちなみに動画があったので貼る。

www.youtube.com

 

手順は簡単なものだ。

ぱっと描いて刷る感じだとこんな感じ。

www.youtube.com

 

 

 

ボールペン原紙を用いるガリ版印刷の基本的な構造と道具(180メッシュ、インク、ボールペン原紙)は他のメーカーでもものすごく違うということはないだろうから、一番原因が大きそうなボールペン原紙、これが他メーカーから出ているならそれに変えれば何か違ってくるかもしれない。

現在ガリ版キットを販売しているのは以下の2社である。

 

 

・太陽精機

www.taiyoseiki.com

 

・アンペックス

www.anpex.co.jp

 

 

 

このシート、太陽精機は10枚入り450円(小売価格)、アンペックスは5枚入り1枚120円程度(メーカー価格)、とメーカー価格と小売価格の比較とはいえ値段に2倍以上の差がある。

今どれだけボールペン原紙を作っているメーカーがあるのか分からない、同じメーカーかもしれないし機能的には同じものを目指しているはず。なのでそう大差はない・・・はず・・・だが原紙かもしれないなぁ。

アンペックスの原紙はアンペックスから買うしかないのか、公式以外あまり情報がない。

 

 

うーむ。このままだとシルクスクリーン1強ではないか。ボールペンガリ版よ、おまえの実力はこんなものなのか?

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・どうして出力結果が分からないものを買ったのか?

面白そうだからだよ!

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

追記

 

これはとても上手くていいなぁと思った人のツイッター

 

twitter.com

 

ボールペンは面塗りは不向きだが、だいたいこれくらいは線が繋がってくれるかと思ったのだがそうでもなかった、という。

やっぱり別物だよねぇ・・・しかしもうちょっと頑張れないかのう・・・

UNDER TALE と バルザック『赤い宿屋』

 

undertaleについての言及があります。

 

 


面白いゲームだから、文章ぐぐらず動画を見ずとにかくプレイしてみてくれ!!!たのむ

 

 

 

 

 

 

 


バルザック『赤い宿屋』
この本は7年くらい前に読んで、印象に残っていたのです。
なぜ読んだかは覚えていない。
でも、とにかく衝撃を受けた。興奮の記憶が鮮やかに残っている一話だった。
undertaleというPCゲームのことを考えているうちにこの作品のことを思い出したので読んでみたら、全く記憶と違っている。
感動するっていうのは、とても偏った体験なんですね。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


undertaleを作品に繋げるきっかけとなった発想は、「想像した犯罪は実行したも同然なのではないか」というところです。
『赤い宿屋』のあらすじは、社交界で面白い話をねだられた男が話す物語。その物語は、たまたま、犯罪を犯せば大金持ちになれる機会を見つけた人間が、犯罪を犯す想像をし、決意をしたけど決行はせず、でも色々あって牢にぶちこまれたりして・・・というもの。


ここまでが第1部。
(第一部がやはり面白いけど、第二部は完全に人間の汚さが描写されていてこれも良い。)


とにかく第一部の印象とundertaleの物語が被りました。
細かく言うとネタバレになるのでぼかして言うけれども、私は某選択肢の先にあるものが知りたくてネットに上がった動画を見てお花に腰ぬけと呼ばれました。その時はよほどお前も殺してやろうかと思ったのですが、結局は、幸せなみんなでいてほしいなぁ、というところに落ち着きまして、できるだけ2度とゲームは起動しないことにしました。もう私は腰ぬけでいいです。

 

 

ネットに上がったプレイ動画。
私は一度、いや何度も、好きなキャラクターが死ぬ場面を見ている。それは自分の手を汚していなくても関係なく、私はあなたを、あなたたちが死ぬ場面を想像する。10万フランを、穴のあいた瓶に似た好奇心の餓えに変えて。
私は、undertaleというコンテンツに触れる中で、"良心の処女性"が失われたのを感じたのだ。

 

 

たかがゲームで大げさでしょうか?

では、本当には両親の処女性を失っていない事にしておいたとしても、少なくとも私にはそう感じさせた、ロールプレイング "ゲーム" の力を思い知ります。

 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

追記

 

anjouyosie.blog.fc2.com

 


このブログの考察と感想は読んで面白かったけど自分と結論が全然違っていて、普段小説を読まない私にはそれも面白かった。
自分はあまりバルザックを読んでないから、この作品がバルザックの作品群の中で異質なものかどうかという判断基準は持てないけれども。
もし、自分のために、己の愚かさを忘れることができるなら、それも非常に人間だと思う。私はそこに、わくわくする。少なくともその家柄は繁栄しそうじゃない?善悪は置いておいて(この話のテーマが善悪ならば矛盾している。嬉しくはないが、どうでも良いかなぁ。悪人と善人にエネルギーを1つ自由に使えるなら、悪人を殺すより善人が報われてほしいかな、とは思う。。)
後味の悪い物語が好きなのかもしれないなぁ。


なんだか好きな点がいくつか見つかって、面白かった。
言えないことをざっくりと言ってくれる感じ。似たような事を思っている気もする。


はー、創作って面白いんだね・・・・

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

たまたまバルザックの本を読んだ、奇しくも本日はundertaleの1周年記念日だそうで、クソ汚いメモですが思ったことを投げておきます。

ありがとうundertale!バルザック!あなたたちのことを考えている間は、人間が、人生が面白いよ。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

161020 追記 

あまりに文章がアレだったので少しアレしました。

映像、アートについて

www.koalastothemax.com

面白かったのとか、よかったのとか。

 

 

 

 

 

secretsfornicotine.com

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・以上のものはここからみつけた。

「何もしたくない...」そんなときに見て欲しいリラックス専用Webサイト。 - NAVER まとめ

35 Random Corners Of The Internet You Should Visit When You Need A Break